登りがあれば、傾斜に合わせてスッスッスッ…(左右の板は平行)、シューシューシュー(スケーティング)、パタパタパタッ(ハの地で)と登り、緩やかな斜面が現れれば、シューッと直滑降。傾斜がきつくなればテレマークターン。
こんなに自由に動けるのは、簡単に言えば、足元の自由度が高いから。
つま先から踵、足首までガッチリ固定されていたら、そうはいきません。とは言え、競技用のクロスカントリーの道具では華奢すぎます。
こういう仕様を日本では「BCクロカン」と呼ぶことが多いようです。バックカントリーとクロスカントリーをくっつけて略した呼称でしょう。
つま先は競技用のクロスカントリースタイル同様、板に付けたビンディングで、ブーツのつま先の横棒をカチッと留めます。
板の幅も広すぎないので、道具も軽いし、新雪に少し沈む感じも楽しめます。雪の森のハイキングにピッタリ。
自分の技術レベル、どんなスキーを楽しみたいかで道具も分かれます。道具の詳細はもっと知識と経験のある人やメディアを参考にしてください。
ちなみに私の道具は…
ブーツ: Crispy Lofoten
板: Rossignol BC70 Positrack
ポール: Scott Pole Cascade 2-Part
降り積もる雪は心のトリートメント